葬送のフリーレンの漫画は完結した?つまらなくなったという噂を調査

魔王を倒した勇者一行のその後を描く『葬送のフリーレン』。原作・山田鐘人さん、作画・アベツカサさんによる本作は、2020年4月から『週刊少年サンデー』で連載が始まりました。コミックスの全世界累計発行部数が3000万部を突破したことも発表されています。アニメ化をきっかけにさらに幅広い層から注目を集める一方で、「漫画は完結した?」「最近はつまらなくなったの?」と気になる人もいるようです。
本記事では、原作漫画の完結状況、休載の経緯、つまらなくなったといわれる理由、そして多くの読者を惹きつける魅力を整理します。
『葬送のフリーレン』の漫画は完結した?
結論からいうと漫画『葬送のフリーレン』は完結していません。2026年8月時点では単行本15巻まで発売されていますが、作者陣の体調を考慮して連載ペース・掲載形式を調整するため、2025年10月から当面の休載に入っています。
再開時期は未定のため、葬送のフリーレンの読むことのできる『サンデーうぇぶり』アプリのコメント欄には、連載再開を待ち望むファンからのコメントが殺到しています。
中には登場人物であるヒンメルの名台詞を用いたコメントや、作者はエルフだから1年なんで大した期間ではないと言ったようなコメントもあり、コメント欄までフリーレンの世界となっているのが面白いですね。
単行本は15巻まで発売中
単行本は2025年12月18日に15巻が発売されています。15巻では、帝都での護衛任務に巻き込まれたフリーレンたちの物語が描かれています。「完結した」という情報を見かけた場合、アニメ第1期の放送終了や、物語の一区切りとなるエピソードと混同している可能性があります。原作の旅は続いており、作品が最終回を迎えたという公式発表はありません。
なぜ「つまらなくなった」といわれる?
『葬送のフリーレン』は高い支持を集める作品ですが、検索候補やSNS上では「つまらない」「途中から合わなくなった」といった意見も見られます。
ただし、これは作品の質が一律に落ちたという意味ではなく、本作のテンポやキャラクターの描き方、バトルの見せ方が、求める作品像と合わない人もいるためです。その理由を見ていきましょう。
展開が淡々としている
本作は、毎話のように大きな事件や激しい戦闘が起こるタイプのファンタジーではありません。フリーレン一行が旅の途中で小さな依頼を受けたり、過去の仲間との思い出を振り返ったり、町の人々と交流したりする場面に多くのページが使われます。この静かなテンポを魅力と感じる読者がいる一方、物語がなかなか進まないと感じる人もいます。特に、バトル中心の少年漫画や、明確な目的へ一直線に進む冒険作品を期待して読み始めた場合、序盤のゆるやかな進行に物足りなさを覚えるかもしれません。
フリーレンの感情表現が控えめ
主人公のフリーレンは、長命なエルフであり、人間とは異なる時間感覚を持っています。そのため、喜怒哀楽を大きく表に出す人物ではありません。
彼女が仲間を大切に思う気持ちは、台詞よりも行動や回想、さりげない選択の中で表現されます。この描写を「繊細で味わい深い」と受け止める読者もいれば、「感情移入しづらい」「反応が薄い」と感じる読者もいます。
バトルの比重が想像より低い
『葬送のフリーレン』には、魔法使い同士の駆け引きや迫力ある戦闘もあります。しかし、作品の中心は単純な強さ比べではなく、「人を知ること」「時間をどう受け止めるか」「別れた相手をどう思い出すか」といったテーマです。
そのため、常に強敵との戦いが続く作品を求める人にとっては、日常回や会話中心の回が多く感じられることがあります。バトルの少なさや、話の起伏が穏やかな点を低評価の理由に挙げる感想も見られます。
それでも支持される理由
つまらないという声がある一方で、『葬送のフリーレン』は国内外で広く支持され、コミックスの全世界累計発行部数は3000万部を突破しています。作品の魅力は、派手な展開だけではなく、過去を知ることで現在の人間関係が深まっていく構成にあります。
「魔王討伐後」から始まる独自性
多くのファンタジー作品では、魔王討伐が物語の大きなゴールになります。しかし『葬送のフリーレン』は、勇者ヒンメルたちが魔王を倒した後の世界から始まります。
フリーレンは、旅を共にした仲間たちと過ごした時間の大切さを、彼らと別れた後になって理解していきます。失ってから初めて分かる気持ちを長い時間を生きるエルフの視点から描く点が、本作ならではの魅力です。
短いエピソードにも積み重ねがある
一見すると寄り道のように見える出来事も、後のエピソードやフリーレンの心情につながることがあります。
昔の仲間が何気なく口にした言葉、旅先で出会った人々との交流、フェルンやシュタルクとの日常など、細かな場面が積み重なって、フリーレンの変化を形作っていきます。
展開の速さよりも、キャラクター同士の距離が少しずつ変わる過程を楽しめる人には、特に相性のよい作品です。
静かな場面とバトルの緩急
本作は穏やかな旅の場面が多い一方で、魔法の相性、情報戦、相手の心理を読む戦闘も描かれます。
アクション一辺倒ではないからこそ、重要なバトルに入った際の緊張感が際立つ点も特徴です。日常的な会話とシリアスな戦いの切り替えが、作品全体に独特の余韻を生んでいます。
アニメ第2期との違いは?
アニメ第1期は2023年9月から2024年3月まで放送され、大きな反響を呼びました。その後、2026年1月にはアニメ第2期が放送され、原作の注目度も改めて高まりました。
アニメは音楽、演技、映像演出によって、原作の静かな感情表現や魔法戦をより分かりやすく楽しめるのが特徴です。一方、原作漫画では、アベツカサさんによる繊細な表情やコマ割りを自分のペースで読み返せます。原作が休載中のため、アニメを見終えた後に漫画をまとめて読み、15巻までの物語を振り返る楽しみ方もおすすめですよ。
今から読んでも大丈夫?
『葬送のフリーレン』は完結していないため、最終回まで一気読みしたい人には、再開時期が未定である点が注意ポイントです。
一方で、各エピソードごとに読み味があり、長期休載に入っていても既刊だけで十分に楽しめます。特に以下のような人には向いています。
- 派手な展開よりも、余韻の残る物語が好きな人
- 仲間との別れや時間の流れを描く作品に惹かれる人
- ファンタジーの世界観をじっくり味わいたい人
- 静かな日常回と、戦略性のあるバトルの両方を楽しみたい人
反対に、常にテンポの速い展開や、大規模な戦闘が続く作品を求める場合は、少し合わないと感じる可能性があります。まずは単行本1〜2巻、またはアニメ序盤を試して、作品の空気感が自分に合うか確認するのがよいでしょう。
まとめ
『葬送のフリーレン』の原作漫画は、2026年8月時点で完結していません。単行本は15巻まで発売されていますが、作者陣の体調を考慮して、2025年10月から当面の休載に入っています。再開時期は未定です。「つまらなくなった」といわれる背景には、ゆるやかなテンポ、フリーレンの控えめな感情表現、バトル以外のエピソードが多いことなどがあります。しかし、それらは同時に、時間や別れ、人とのつながりを静かに描く本作の個性でもあります。物語のスピード感よりも、仲間との記憶や小さな心の変化を味わいたい人にとって、『葬送のフリーレン』は長く心に残る作品といえるでしょう。







