『満州アヘンスクワッド』打ち切りの理由は？実話？実在モデルも調査

週刊ヤングマガジンで連載中の人気漫画『満州アヘンスクワッド』について、ネット上では「打ち切りになったのでは？」という噂が飛び交っているようです。

果たして本当に打ち切りになったのでしょうか。今回は満州アヘンスクワッド打ち切りの理由について、詳しく調査していきたいと思います。

『満州アヘンスクワッド』は打ち切りか？

結論から申し上げますと、『満州アヘンスクワッド』は打ち切りにはなっていません。

2025年11月に第22巻が発売され、現在も週刊ヤングマガジンで連載が続いています。ただし、2025年48号からは作画担当の鹿子さんの体調不良により不定期連載となっているのが現状です。

門馬司さんが原作、鹿子さんが作画を手掛ける本作は、第二次世界大戦前の満州国を舞台にしたクライム・サスペンス漫画として高い評価を受けています。累計発行部数は300万部を突破しており、人気作品であることは間違いありません。

では、なぜ「打ち切り」という噂が流れているのでしょうか。満州アヘンスクワッド打ち切りの理由として考えられるポイントを見ていきましょう。

満州アヘンスクワッド打ち切り理由とは

ここからは、打ち切り説が生まれた背景について詳しく解説していきます。

理由その1：作者の体調不良による休載

最も大きな要因は、作画担当の鹿子さんの体調問題です。

2023年10月には目の治療が必要な病気により約1か月間休載となりました。この突然の休載により、読者の間で不安が広がったのは当然のことでしょう。

さらに、2025年10月には脈絡膜悪性黒色腫という希少がんの進行により、治療に専念するため不定期連載に移行することが発表されています。

このように連載ペースが不安定になると「このまま終わってしまうのでは？」という憶測を呼びやすいんですね。ただし、これらはあくまで休載であり打ち切りとは全く異なります。

理由その2：掲載誌の移籍による混乱

2021年9月に本作はコミックDAYSから週刊ヤングマガジンへと移籍しました。

コミックDAYSで作品を追っていた読者にとっては、突然更新が止まったように見えたはずです。移籍の情報を見逃していた方は「連載が終了した」と勘違いしてしまったのかもしれません。

実際には移籍によってより多くの読者層にアプローチできるようになり、作品の人気はさらに高まっています。掲載誌が変わっただけで物語は継続していたわけですね。

理由その3：過激な描写への懸念

本作の特徴として、非常にグロテスクで刺激的な描写が多いことが挙げられています。

拷問シーンや阿片中毒者の凄惨な姿など、目を背けたくなるような場面が頻繁に登場します。関東軍憲兵による電撃棒を使った拷問や、のこぎりで耳を削るシーンなど、相当な衝撃を与える内容です。

こうした表現に対して「規制されて打ち切りになるのでは？」と心配する声があったのも事実でしょう。確かに、他の作品では表現規制により連載終了に追い込まれたケースもあります。

しかし、現状では表現規制による打ち切りの動きは見られず、作品の世界観を保ったまま連載が続いています。

理由その4：歴史的なセンシティブな題材

満州国における阿片と日本軍の関わりという、非常にデリケートな歴史的背景を扱っている点も、打ち切り説が生まれる要因となっています。

作中には実在の人物も登場し、青幇と紅幇の抗争など、当時の闇社会がリアルに描かれています。阿片と関東軍の関係は、日本の暗い歴史の一部として現代でも議論の対象となるテーマです。

こうした政治的・歴史的にセンシティブな内容を扱っているため「何らかの圧力で終了させられるのでは？」という憶測が出るのも理解できます。

ただし、歴史を直視し、事実を描くことの重要性も認識されており、現時点では問題なく連載が継続されています。

理由その5：人気作品ゆえの噂

人気作品には常に様々な噂がつきまとうものです。

累計300万部を超える本作は、ヤングマガジンの看板作品の一つとなっています。注目度が高いからこそ、些細な変化（休載や掲載順の変動など）が大きく取り沙汰されやすいんですね。

物語も佳境に入り、主要キャラクターの死や衝撃的な展開が続いているため「もうすぐ終わるのでは？」という予測も出やすい状況です。

しかし、これらは単なる憶測の域を出ていません。実際には長期連載に向けた構想がしっかり練られており、新たな展開も用意されているようです。

満州アヘンスクワッドは実話なのか？

『満州アヘンスクワッド』を読んでいると、あまりにリアルな描写から「これは実話なのでは？」と思う方もいるでしょう。

結論から言えば、本作は完全なフィクションです。主人公の日方勇やヒロインの麗華、仲間のバータルやキリルなどは架空のキャラクターとなっています。

実在モデルはあるの？

ただし、作品の背景には史実が深く関わっています。満州国における阿片政策や関東軍の存在、青幇や紅幇といった秘密結社の抗争などは、実際に起きていた出来事です。

作中に登場する杜月笙という人物も実在の人物で、上海の青幇を率いた大物として知られています。また、「満鉄」や「満映」など、実在した企業名も作中に登場し、リアリティを高めています。

つまり、キャラクターやストーリーは創作ですが、時代背景や社会情勢は史実に基づいているということですね。この絶妙なバランスが、本作の魅力の一つとなっているのでしょう。

まとめ

今回は満州アヘンスクワッドの打ち切り理由について調査してきました。

結論として、本作は打ち切りになっておらず、現在も連載が続いています。ただし、作画担当の鹿子さんの体調問題により不定期連載となっているのが実情です。

打ち切り説が生まれた背景には、休載や掲載誌の移籍、過激な描写、センシティブな題材など、複数の要因が重なっています。しかし、いずれも打ち切りの根拠とはなっていません。

累計300万部を突破した人気作品として、これからも物語は続いていくことでしょう。鹿子さんの回復を願いつつ、今後の展開を楽しみに待ちたいですね。

Kazuyo

漫画やアニメが大好き！漫画やアニメに関するさまざまな情報をお届けします。少女漫画も読みますが基本少年漫画が好き。