アクマゲームが打ち切りした理由は?原作とドラマの違いも徹底比較!

アクマゲームは2013年から2017年まで『週刊少年マガジン』で連載された作品で、2024年にはドラマ化、映画化されました。
アクマゲームの単行本は、全22巻まで発売された人気作品ですが、打ち切りしたというのは本当なのでしょうか。
そこで今回は、アクマゲームが打ち切りした理由や原作とドラマの違いなどを徹底比較したいと思います。
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アクマゲームが打ち切りした理由は?
2025年6月現在、アクマゲームが打ち切りにされたという大々的な発表はありません。20巻以上の単行本が発売されたことや実写ドラマ化、映画化されたことなどを踏まえると、かなり高い評価を得ていたと思います。
それにも関わらず、アクマゲームが打ち切りされたと言われる理由は何なのでしょうか。
最終決戦が急展開
アクマゲームは独自のゲームと緻密な頭脳戦、キャラクターの高度な駆け引きが魅力の作品でした。そのため、1つ1つの戦いが長めに描かれることが多く、それによって面白さが際立っていた作品なのです。
しかし、アクマゲームは最終決戦を迎えたところで、急に駆け足になってしまい、このことが打ち切りという噂に繋がっていると思われます。
ただ、アクマゲームに限らず、最終決戦から最終回にかけてテンポが上がり、あっさりと終わりを迎えてしまう作品は多いので、仕方がないことなのかもしれないですね。
22巻で終了
アクマゲームは当初の予定では、単行本は25巻で最終回を迎える予定だったそうです。
しかし、編集部からの指示によって22巻でまとめるように指示されたことが明かされています。そのため、打ち切りの噂の理由になっている最終決戦が急展開というのは、編集部からの指示で22巻までまとめるようになったことが影響しているのではないでしょうか。
その結果、多くの読者に最終決戦が急展開だったという印象を持たれてしまったようですね。
編集部からそういった指示があったということは、売上や人気が落ちていたのかもしれません。
アンケート順位
アクマゲームは原作をメーブ先生が担当し、作画は恵広史先生が担当になっています。原作者であるメーブ先生によって、アクマゲームは読者アンケートの順位が安定していなかったことが明かされました。
読者アンケートは週刊誌の連載においてとても重要なもので、作品の人気度が目に見える形となっています。その読者アンケートで、アクマゲームは最高が1位、最低が19位で基本的には9位から10位にいることが多かったそうです。
そのため、アクマゲームの人気低迷が打ち切りの理由になっていたりするのかもしれません。
売上が悪かった
一般的に、漫画が打ち切りなどになってしまった理由などは明かされることは少ないです。しかし、アクマゲームに関しては、原作を担当しているメーブ先生によって単行本の売上が悪かったことが明かされていました。
メーブ先生曰く、単行本は売上がとても重要で、特に1巻目がどれくらい売れるかで長期連載になるのか決まると語っています。
アクマゲームは頭脳戦などが繰り広げられ、とても面白い作品でしたが、思ったほど売上が伸びなかったことが打ち切りに影響しているようですね。
原作とドラマの違いを徹底解説!
アクマゲームは原作が終了してから5年以上の月日が経ち、2024年に実写ドラマ化、映画化されました。
アクマゲームのドラマには、間宮祥太郎さんや竜星涼さん、田中樹さんといった俳優が起用され、話題になります。しかし、原作ファンからの評価がかなり低く、視聴率は第1話を除いて平均3%台になっていたようです。
低迷の要因にはオリジナルの設定などが大きく関係しているようですが、原作とドラマにはどのような違いがあったのでしょうか。
主人公
アクマゲームの原作では、主人公の織田照朝は17歳から18歳の高校3年生という設定で、容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群で日本有数の企業である織田グループの総会長というパーフェクトな人物となっていました。
しかし、ドラマ版のアクマゲームでは、織田照朝の年齢は27歳で、織田グループから事実上追放されているという設定になっています。
主演を間宮祥太郎さんが務める時点で、年齢的にはかなり無理があったので27歳というのは仕方ありませんが、会社から追放されているという改変はいらなかったのではないでしょうか。
父親の死
アクマゲームの原作の設定では、織田照朝の父・清司は会社の爆発事故によって亡くなってしまったとされていました。しかし、ドラマ版のアクマゲームでは、父・清司は織田照朝の目の前で謎の人物によって殺害されてしまうというようになっています。
ネタバレにはなってしまいますが、アクマゲームの原作では父・清司がラスボスとなっているので、主人公の目の前で殺害されてしまった場合、辻褄が合わなくなってしまうのではないでしょうか。
父・清司の存在はアクマゲームのキーパーソンなので、なぜ改変されてしまったのか気になりますね。
マルコが日本人に
アクマゲームに登場するマルコ・ベルモンドは、原作ではイタリアンマフィア・ベルモンドファミリーの御曹司で、金髪で両耳にピアスをしているというキャラクターでした。
しかし、ドラマ版のアクマゲームのマルコ・ベルモンドは広島弁を話す日本人という設定になっており、原作者やファンに大きな衝撃を与えたと思われます。
また、日本人キャストで外国人キャラを再現するのは難しいとはいえ、なぜ広島弁というかなりクセの強い設定を追加したのでしょうか。
悪魔の鍵を持っている
アクマゲームには悪魔の鍵というものがあり、これを使用することで様々な悪魔が審判を務めるゲームが行なわれます。
悪魔の鍵はアクマゲームにおいて重要なもので、原作では織田照朝は織田グループを乗っ取ろうしたマルコ・ベルモンドとの勝負の際に存在を初めて知りました。
しかし、ドラマ版のアクマゲームでは、織田照朝は悪魔の鍵を父・清司から託されていて、その存在を最初から知っていたとなっています。
まとめ
今回はアクマゲームが打ち切りした理由や原作とドラマの違いなどを徹底比較しました。
アクマゲームは単行本の売上が振るわなかったことが打ち切りなった理由とされていますが、ドラマ化などもされているので評価は高かったのではないでしょうか。
ただ、ドラマ版のアクマゲームは原作と違う点が多く、原作者も批判するような内容になっていたようですね。