【キングダム】羌瘣(きょうかい)は死亡する?実写キャストは誰?

大人気漫画「キングダム」に登場するヒロイン・羌瘣(きょうかい)。伝説の暗殺一族の末裔として、舞うように戦う姿は多くのファンを魅了しています。そんな彼女の運命や、実写映画で演じた女優について、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回はキングダムのきょうかいは死亡するのか、実写版のキャスト情報を詳しく解説していきます。
Contents
羌瘣(きょうかい)のプロフィール
羌瘣は主人公・信が率いる飛信隊の副長を務める重要なキャラクターです。
蚩尤(しゆう)という伝説の刺客一族の末裔で、驚異的な戦闘力を持っています。蚩尤の巫舞(みぶ)と呼ばれる特殊な呼吸法を使い、人間離れした動きで敵をなぎ倒していく様子は圧巻です。
彼女には姉のように慕っていた羌象という人物がいました。その羌象を殺された復讐を誓い、女性であることを隠して戦場に身を置いていたのです。当初は復讐だけを生きる目的としていた羌瘣でしたが、信と出会ったことで次第に変化していきます。
天下の大将軍を目指して真っ直ぐに突き進む信の姿に心を動かされ、やがて彼への恋心を抱くようになりました。
キングダムのきょうかいは死亡するのか?
結論から言うと、現時点の原作では羌瘣は死亡していません。
ただし、彼女には複数の死亡フラグが存在しているのも事実です。ファンの間で心配される理由を見ていきましょう。
禁術の使用で寿命が半分に
最も大きな死亡フラグとなっているのが、禁術の使用です。
物語の第629話で、羌瘣は瀕死の状態に陥った信を救うため、蚩尤族に伝わる蘇生の禁術を使いました。この禁術は自分の寿命を差し出すことで、死にかけた者を黄泉から連れ戻すというものです。
羌瘣は信のためなら命を捨てる覚悟を見せ、自分の寿命すべてを差し出そうとしました。結果的に仲間たちに救われて一命は取り留めたものの、寿命は大幅に短くなってしまったのです。
ただし作中では、蚩尤族はもともと寿命が長く、羌瘣は特に長いとされています。そのため寿命が半分になっても、普通の人間と同程度は生きられるという説明がなされました。
信のために無茶をする性格
羌瘣は信のこととなると、自分の身を顧みず無茶をしてしまう傾向があります。
信が輪虎と戦っているときには、信のもとへ敵を行かせまいと命がけで戦いました。禁術で寿命を削ったのも、そうした彼女の性格を象徴する出来事です。
この一途さは魅力的な反面、読者にとっては心配の種にもなっています。今後の戦いでも、信を守るために危険な行動に出る可能性は十分にあるでしょう。
戦場でのプロポーズという死亡フラグ
原作70巻で、信は羌瘣にプロポーズをしました。
内容は「中華統一が終わったら結婚してほしい」というものです。お互いの想いが通じ合う感動的な場面でしたが、これを不安視する声も少なくありません。
というのも、戦場での約束は叶えられないというのが、物語の定番だからです。主人公の信は史実でも活躍が記録されているため死なないでしょう。一方で羌瘣は史実にあまり詳しい記述がなく、作者の裁量次第で展開を決められます。
こうした要素が重なり、羌瘣の死亡説が囁かれているのです。
史実の羌瘣はどうなった?
史実における羌瘣の記録は非常に限られています。
秦の武将・王翦とともに趙の首都である邯鄲を陥落させ、趙を滅亡に追い込んだことは史記に記されています。しかし晩年の詳しい経緯や最後についての記述はなく、生死も不明のままです。
このことは逆に言えば、作者が自由に羌瘣の運命を描けるということでもあります。史実で死亡が確認されていないからこそ、物語の中で生き延びる可能性も十分にあるわけです。
多くのファンは、羌瘣が信と結ばれ、平和な時代を一緒に過ごす未来を望んでいます。
実写映画の羌瘣キャストは誰?
実写映画「キングダム」で羌瘣を演じた女優は、実は2人います。
それぞれ異なる作品で羌瘣役を務めており、どちらも高い評価を得ています。
映画本編は清野菜名が担当
2022年公開の『キングダム2 遥かなる大地へ』から、映画本編で羌瘣を演じているのが清野菜名さんです。
彼女のキャスティングが発表されたときには大きな話題となりました。プロデューサーは「ファンを納得させられるのは清野さんしかいない」とコメントしており、制作陣の期待の大きさが伝わってきます。
清野さんは役作りのため、撮影の3か月以上前からトレーニングを開始しました。羌瘣特有の舞うような剣術を習得するため、相当な努力を重ねたそうです。
その結果、スクリーンでは原作そのままの、しなやかで力強い羌瘣を見事に表現しました。観客からは「アクションが凄すぎ!」「彼女の他に羌瘣は演じられない」といった絶賛の声が相次いでいます。
プロモーション動画は山本千尋が演じた
清野さんより前に羌瘣役を務めたのが、山本千尋さんです。
彼女は2016年に制作された、連載10周年記念の特別実写動画で羌瘣を演じました。この動画は映画本編とは別のプロモーション企画でしたが、原作ファンから「羌瘣をそのまま映したようだ」と絶賛されたのです。
その理由は、山本さん自身が本物の武術家だからです。3歳から中国武術を習い、世界ジュニア武術選手権大会で金メダルを獲得した経歴を持っています。
彼女の動きは武術に裏打ちされた流麗さがあり、まさに「剣舞」と呼ぶにふさわしいものでした。
山本さんは兵庫県出身で、1996年生まれです。その実力が評価され、後に映画本編でも姉の羌象役として登場しています。
2人の演技の違い
山本さんと清野さんでは、アクションのスタイルに違いがあります。
山本さんのアクションは、武術経験に基づいた芸術性の高さが特徴です。一つひとつの動きに無駄がなく、非常に美しく洗練されています。
一方の清野さんは、原作の「人間離れした動き」を再現することに重点を置いています。アクロバティックで予測不能なしなやかさが魅力です。静から動への緩急をつけた戦い方は、まさに原作の羌瘣そのものといえるでしょう。
どちらが優れているということではなく、それぞれが異なる魅力で羌瘣というキャラクターを表現しているのです。
まとめ
キングダムのきょうかいに死亡フラグが複数あることは事実ですが、彼女は主人公・信にとって精神的な支えであり、飛信隊にとっても不可欠な副長です。そう簡単に退場させるとは考えにくいでしょう。
むしろ中華統一という目標に向かって、信とともに歩み続ける未来の方が自然に思えます。プロポーズも受けていますし、二人が結ばれるハッピーエンドを期待したいところです。
実写映画でも、清野菜名さんが続投する可能性が高いと見られています。今後も彼女が演じる羌瘣の活躍を、大スクリーンで楽しめるでしょう。
羌瘣の運命がどうなるのか、そして信との関係がどう進展していくのか。原作の展開からも、映画の続編からも目が離せません。







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